こんにちは。
今日は強い日差しが降り注ぐ1日でしたね。
本日は2階ベランダの改修工事についてお伝えします。
ベランダ防水が経年劣化により傷んでいるので、床材を撤去していきます。
ベランダは日中紫外線が直接あたり、降水時は雨水を受け止める場所でもあるので傷みやすい場所になります。
ベランダでお手入れが必要になるのは、主に「防水」、「笠木」、「排水口」の3か所です。
その中で最も重要なのは、床面の防水になります。
傾斜のある屋根や垂直な外壁と違って水が溜まりやすい場所なので、「防水施工」でしっかり保護されています。
しかしこの防水も、紫外線や人が歩くことによる衝撃・摩擦などで徐々に劣化するため、定期的なメンテナンスが必要になります。
一般的なメンテナンス時期は築5~10年頃です。
経年劣化でベランダの床が傷んでいるので床材を撤去するためには、外壁を取り外さないと
床材が撤去できないため、外壁の一部を取り外していきます。
こちらの外壁はサイディングの上からスタッコ仕上げがされていました。
スタッコ仕上げとは、モルタル外壁の仕上げの一種になります。
外壁塗装の経年劣化により、サイディングの上から塗装されている塗膜が雨水を多く吸い込み、外壁から完全に剥離して浮いてしまっていました。
この状態だと外壁を保護する防水機能は大幅に低下してしまっています。
この膨らみを放置すると、さらなる劣化に繋がり、建物自体の寿命が短くなってしまう恐れがあります。。
そのようなことにならないように脆くなった既存の外壁材を撤去して、新しい外壁材を設置
していきます!
続いて外壁を取り外すために、笠木を取り外していきます。
笠木とは、ベランダの壁の上に乗っている板金で、中に水が入らないように、壁の上を覆うような形で取り付けてあります。
一般的にはアルミやステンレスなどの錆びにくい金属が使われているため、定期的な塗装などはいりません。
ですが笠木の継ぎ目に隙間ができたり、笠木自体が歪んでめくれたりしてしまうと、そこから雨漏りする危険がとても高くなるため、こうした症状が出たときにはメンテナンスが必要になります。
笠木を取り外したところ、雨漏りはしていませんでしたが、外壁材が下地にきちんと打ち付けられておらず、外壁材が浮いてしまっていました。。
外壁材を撤去していきます。
外壁材を取り外したところ、ベランダ外壁に水が回り下地まで湿っていました。
さらに床材を取り外したところ、防水層の下地にまで水が回り、予想以上に腐食が進んでいました。
考えられる原因としては、板金防水のコーキングの劣化によりコーキングが欠落し、その隙間から雨水が入り込み、雨漏りを起こしていたと考えます。
新しい下地を組み、透湿防水シートを張っていきます。
透湿防水シートは、外部からの雨などの水分は防ぎ、室内からの湿気を逃がす役割があります。
防水シートの張り替え完了しました♪
今日に続き、明日も外壁工事となります。
どうぞよろしくお願いいたします。
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